プロジェクトへの思い

Thoughts on the project.

 金沢美術工芸大学は、昨年10月小立野二丁目のガラス張りのモダンな校舎へ移転しました。それに伴い50年以上使用された小立野五丁目校舎は老朽化による耐震性の懸念より取り壊しとなります。
 金美は、1946年の創設以来、78年の間に一万人を超える卒業生を輩しました。様々な業界で活躍する多くのOB・OG達にとって、この地ですごした数年はほんの短い時間でしたが、一方でその後の人生においてはとても大きな意味を持った時間だった、ということに異論を挟む人は少ないのではないでしょうか。そんな場所、空間のひとつ小立野五丁目校舎が消滅します。
 本プロジェクトは、そんな金沢美大の本多町三番丁・赤煉瓦校舎と小立野五丁目校舎に刻まれたさまざまな時代の風景を一同に集めることで、その「時」と「人」のつながりをひとつ大きな流れとして紡ぎ上げることを目的としたものです。
 その歴史の1ページにあの頃のあなたが、仲間が、恩師が、確かに存在した記憶をあらためて色鮮やかなものとしてみんなで共有したいと考えてます。
 今、私たちの後輩達は、小立野二丁目の三代目の新校舎に、日々新しい記憶を積み重ねていることでしょう。そんな枯れたとともに、同じ場所で違う時代に生きた先輩後輩たちの存在と、その「時間(とき)」のつながりを感じてもらえれば幸いです。

みなさんの在学当時の
素敵な写真・エピソードを
投稿してください!

Upload your wonderful
photos and episodes.

 本サイトには、その舞台となった初代赤煉瓦校舎の写真と二代目小立野五丁目校舎の全ての教室の写真が納められています。が、それはあくまでも「器」にすぎません。ぜひ、ここにみなさんの時代時代の思い出の写真やコメントを投稿してください。この校舎という「器」の中にみなさんの思い出をどんどん積み重ねてください。それこそがふたつの校舎が78年間見てきた金美の風景の歴史です。

写真展と写真集発行を予定

Planning a photo exhibition
and photo book production.

 校舎移転にともない取り壊しとなる小立野五丁目校舎の全教室をOBの写真家、下簗健一氏が撮り下ろしました。赤煉瓦校舎の現在の姿とみなさんから投稿された思い出の風景写真とともに一望できる写真展(@金沢美大新キャンパスギャラリー(予定))と、それらを手元に残せる写真集(AD水口克夫氏)の発行も予定してます。※写真集に収録する投稿画像は、7月末日までに投降されたものが対象となります。

クラウドファンディング
ご支援のお願い

Request for cooperation
in crowdfunding.

 本プロジェクトの制作費は全てクラウドファンディングでの捻出を目指しています。4月1日に「19462024 金沢美大校舎の記憶」Projectのクラファンサイトがオープンしましたので、ぜひご支援いただければ幸いです。ご支援いただいた方には、返礼品として「19462024校舎の記憶写真集」を贈らせていただきます。そして目標額を超えた余剰分の一部は1月に発生した能登半島地震により被災した学生や学校関係者への援助金として学校への預託、加えて同窓会の活動援助金としても活用を予定しています。